tofubeats、というアーティストの新作音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、が…これは、新作なのか?いったいどういう設定?
とてもとても、クールでジャンル横断型(!)な、アーティスト・ミュージシャン、tofubeatsさん。
どういう人かともうしますと…こんな人なんですねー。
こういう「アー写」(アーティスト写真のことですね)一枚に、ある意味「センス」が出ますなー。
パッと見て、視線がひかれる感じ、大事です。
そんな「感覚」が、そもそもtofubeatsの音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオには、感じられるわけです。
では、ご覧ください!tofubeats「WHAT YOU GOT」。
いかがですかー?
(視聴動画)なんて、タイトルに「付け加えられて」書いてあります。
勝手に想像するに、
ユーザーがこの「WHAT YOU GOT」を見て、その音に合わせて踊った映像、ということなのかなー。
っていうか、
これは、そういう視聴動画、な設定?で、作ったのか。
それとも、
これはほんとに「ユーザーが見て、音に合わせて踊った映像(を元に、編集した)」なのか?
ここらあたりが、まったくさだかではなく。
だれか教えて、実情を(笑)。
っていうふうに、「よくわからない」っていうところが、そもそも狙い!なのかな。
ただ、ですね…、これが『設定としての』「視聴動画」という触れ込みなら、その「設定」自体がすでに「アート的な表現」になっていると、思うのですよねー。
なんか、そういうことをやっても、なんら不思議ではないのは、tofubeatsだからかな。
内容は、
まさに「素人」が、踊っている映像、それを音に合うように「スクラッチよろしく」編集した感じ。編集はすきです!
これを見ると、ハービー・ハンコックの、超・超・有名な名作の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ「ROCK IT」を思い出すなあ。
この「ROCK IT」の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオは、こういう「スクラッチ」調の「編集」のハシリ、ですね。
この監督は、ゴドレー&クレーム。10ccの人。
ミュージシャンなんすよ。
そして、ゴドレー&クレームといえば、写真でも出てるように、何と言っても、これ!
音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオの大大大傑作!
「CRY」!!!
必見!
これ、すごいいいよね。
とくに、3:51くらいの人のキャラが!すごい!(笑)
あ、途中にゴドレーとクレームも、出てますね。
曲のタイトルと完全にマッチしていて、
映像がシンプルで、
美しい。
これは、アートに到達しているねえ。
そうそう、
この音楽ビデオの編集技術をして、「モーフィング」と書いていた、「広告批評」(廃刊)という広告専門誌がかつてありましたが…
どう考えても、このころモーフィングというCG的な編集技術はなかったなあ。
この「CRY」は、
顔と顔を、「ワイプ」っていって「なめらかに映像をつなぐ」技術だけでやってのけてる。
スピードとか、ワイプのパターンをものすごく工夫して。
しかも、このころは「アナログ」の編集なので、やり直しもたいへんだっただろうなあ。
ちなみに「CG技術をつかった『モーフィング』」で最も有名な音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオは…
マイケル!
「Black or White」。音も最高にいいですよね。
いろんな人種の人が入れ替わっていくところが、「モーフィング」です!
「CRY」と「Black or White」を見比べて、映像は「技術が大事!」とも言えるし「技術の進歩では表現できていかないアイデアもある」とも、言える、そんな気がしますね。
どちらも最高の、音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、です!
tofubeatsの「WHAT YOU GOT」の「作りの真相」はわかりませんが、これは新たな「音楽ビデオ」の「ジャンルの名前付け」に挑戦しているのかもしれません。
そういう意味で、最高な音楽ビデオ!でした。
…てな感じの、See Your Music!です!!!
では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!
ついでに、川村ケンスケの「黒・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)
こちらも!
この映像大好きkkは、こういうブログを書くことが専門ではなく、いろんな映像の仕事をしております。
それらをプレイリストにしました。
お茶のお供に、ぜひどうぞ。
ぜひお読みください!