TBS系ドラマ「カルテット」が、先週最終回を迎えました。何より良かったのは「ちゃんと終わった!」ことでした。ちゃんと「終われない」ドラマが多い昨今…いや、終わっちゃいるんだけど、「ほら、終わるよ終わるよー」って「アゲて」終わったり、もしくは「終わらなかったり」が多いなか、なんとも「キチンと」終わった…!そんなところが、「坂元」印!話題になった、コンサート・シーンの観客の一人は、ありゃ椎名林檎だな(笑)
この「カルテット」通常時の回は、関和亮 監督の映像美が生きていたエンディングだったのですが…
(その映像は、YouTubeにはなかった…)、
この「最終回エンディング」は、それをはるかに超えて、よかった!
ドラマのなかに「きちっと」埋め込まれていて、
しかも、
シンプルな、ワンシチュエーションで、リップシンクで、だけど、その場の笑い声とかも生かした演出にしていて、
そしてこれが、わたくし川村ケンスケがもっとも理想とする「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」になっていた、という。
そのことが、とてもうれしかった、けど、
なんでもないシーンなんだけど、ドラマの中の進行に乗っかっているという「根拠」があるので、そのなんでもなさが、とても素敵に見える。
(音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ、には、ドラマ仕立てのものであっても、そうでなければならない「理由」がないから、上記の「根拠」もないんだよね)
つまりは、通常回の「音楽ビデオ」らしい「エンディング映像」よりも、この「ドラマの中身にきちんとリンクした、しかも、出演者の魅力も実は出ている、ライブ感のあるエンディング」が、かえって、「音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ」であった、ということに、ちょっと愕然としたのでした。
この映像がいつまであるのかわからないけど、
とりあえず、見られるうちに、見ましょう、と、某ブログでは書いたのですが、
みなさん、すいません、やはりブログ公開時には、映像は削除されてました。
(追記)
最後、4人がカルテット・ドーナツ・ホールの車に乗って、走っていく。その車内を正面から撮っているアングルで、例の曲を歌っているだけの映像です。
でも、めちゃくちゃ良くて!
生半可な音楽ビデオを超えてました。特に、すずめちゃん(満島ひかり)が笑う、その声も、入っていたりして。
なんか、ドラマが持っているチカラ、を、久々に感じました。
さてさて、見れなかったので、気を取り直して…笑
今日は、ボーナス・トラックをどうぞ。
いまのど真ん中の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオ。
エド・シーランで!
やっぱこの手のリリック・ビデオ、いいっすよね!
さてさて、川村ケンスケは、「キャンプサイト」の公式ブログで、数々の音楽ビデオ/MV/ミュージック・ビデオを紹介していますが、そのブログで紹介した映像たちを、YouTubeのプレイリストにまとめてあります!
これ、おすすめです! 全部!
ぜひどうぞ。
では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!
ついでに、川村ケンスケの「黒・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)
こちらも!
ぜひお読みください!