The xx(ザ・エックスエックス)というイギリスのバンドに注目!
(今更かもしれませんが)
https://ja.wikipedia.org/wiki/ザ・エックス・エックス のプロフィール。
こちらが、今大ヒット中の「On Hold」。
この「音」には、
を「引用」してますね。このあたりの「時代との距離感」もいいのでしょうね!
で、今更知ったのですが…
昨年の夏のDior Hommeのキャンペーンに登場していたのが、The xx のフロントマン(ゲイであることをカミングアウトしています)、オリヴァー・シムさんだったのですね。
かっこいいっす。
そして、「On Hold」の音楽ビデオの話。
The xx(ザ・エックスエックス)「On Hold」の音楽ビデオは、1/29放送の<J-WAVE TOKIO HOT 100>に登場した The xx によれば、「アメリカはテキサス」で撮影されたそうです。ご本人たちは、テキサスがたいそう気に入っていたようです!
このように、
なんでもないビデオ、って言えばなんでもないビデオなんですが…
んん?
これは…?
もしかして…!
…と、
気になって、YouTubeで大画面で見てみたら…
どうやら、フィルムで撮ってますね!しかも16ミリフィルムかと…(ちょっと確信度低し!ですが…)。
フィルムとデジタル撮影の件に関しては、わたくしが書きましたこちらのブログもどうぞ!
デジタルとは違う「甘さ」がある映像。しかし、フィルムとはいっても、35ミリほどの解像度はない…35ミリだと、もっと「背景」が「ぼけたり」できる/「ぼける」、のですが、16ミリだと、そうはならない感じ。色も、比較的素直に撮ったままの感じが16ミリっぽい、ということで。
「On Hold」は、内容がそれほどでも、なのですが、
フィルムの感じを活かすと、それだけで「作品」感が出るという、映像のマジックが展開されている、センスのいいものに仕上がっています。
いいなあ。
フィルムだと、撮れる「分量」が、フィルムの所有分だけ(準備分だけ)に限定される(もちろん、撮影中にフィルム屋さん…Kodakとかに連絡すれば、持ってきてはくれますが…)ので、やたらめったら「撮らない感じになる」のですよねー。
それが、良かったりする。
別に気合が入るとかそういうのではないですが、「フィルムが回ることが、巻戻せない時間を過ごすことと、同期する気がして」、それが映像の価値になって出てくる、ということが、起こる気がするのです。
映像制作者のロマン、ってやつですね。
では、またお会いしましょ。さよなら、さよなら、さよなら…!
ついでに、川村ケンスケの「黒・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…
(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)
こちらも!