『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【アニオタはかくしてLIVE演出家になった】55小節目♪「なぜ日大関係者は揃いも揃って醜態をさらすのか?老害に支配されたマンモス大は迷走して何処に向かう?」

れらpです。
前回ブログでも言及したアメフト悪質タックル問題で、ついに当事者である日大・宮川泰介選手(20)が22日“個人として”記者会見を行いました。
さらにそれを受けて翌23日、ようやく内田正人前監督(62)と井上コーチ(30)が“日大として”緊急会見を開きましたが、どう考えても遅きに失した感満載です。

それどころかこの記者会見、古今東西僕が知り得る限り「最悪の」会見だったと思いました。

前監督やコーチの欺瞞に満ちた発言の数々もさることながら、何より驚いたのが、この会見の司会を務めた日大広報担当者の高圧的態度。
詰めかけた報道陣とガチで口論し、会見場はまさに修羅場と化してしまいました。本当に皆さんお疲れさまです。

事の詳細は後に譲るとして、結果的にこの司会者の態度も相まって、この日の会見は「火に油を注ぐ」「恥の上塗り」などとさらなる大炎上を招く事態に。

日大、もはや息をしてません…(←念のため、これネット界隈では通じる用語で「死に体」という意味ですからね笑)

いったいこの大学に今、何が起こっているのでしょうか。


■とりあえず宮川選手は「身を捨てて」「瀬に浮かんだ」

皆さんご存知の通り、今回の一連の騒動で(日大サイドとして)先に会見を開いたのは、加害当事者、日大・宮川選手。
(ただし彼の会見はあくまで「個人」としての判断。そこに日大関係者は誰一人いなかった)

テレビやネットの生中継でご覧になった方も多かったことでしょう。その後もさまざまな媒体で繰り返し報じられましたから、実に多くの方がこの会見を目にしたことと思います。

そして今、多くの方が感じておられるように、弱冠20歳の彼、宮川泰介選手はこの会見でまさしく“男を上げた”。

会見前の彼に対するダーティイメージの、おそらく9割方はこの会見で払拭され、逆に今の世論は「宮川頑張れ!」一色になろうとしています。

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僕自身も会見をリアルタイムで見ていて、彼の誠実さ、正直さに胸を打たれた一人です。
そこには、微塵も偽りや保身はなく、ただただ相手方に心から謝罪したい、いきさつはどうあれやってしまったのは自分だから責任はまぬかれない、自分の心が弱かったせいで不正に立ち向かえなかったことを恥じている、といった心情がストレートに伝わってきました。

さらに、ケジメとしてもうアメフトは辞める、とまで言及。そもそも謝罪のためには自ら顔と実名を晒すことも不可欠、として堂々と記者会見に臨んだその姿勢に、誰もが感服し、言葉を失ったことでしょう。

「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」ということわざがありますが、彼の会見は実に見事だった、と思います。

実のところ、多くの企業経営者が「彼のような人材こそ我が社に欲しい」と思ったのでは…?


■宮川選手から滲み出ていたプリンシプル

前回ブログで、僕は「日大選手(=宮川君のこと)はスポーツマンとしてのプリンシプルを持ち合わせていなかったのだ」と断罪しました。

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プリンシプルとは「物事の原理・原則、あるいは生きざま、美学」という意味です。

たとえ監督の指示とはいえ、ひとりの人間として物事の善悪の判断はつくはずだ、どんな状況であれ、実行犯は彼で、悪事をやったことは拭えない事実、とコメントしたわけですが、今回彼はそのこともキチンと自分の中で総括して謝罪していました。
監督にそそのかされた、と言い訳するのではなく、悪いのは自分、と言い切った。
人々は、そんな彼に「加害者としての責任から逃げるつもりはない」という強い誠意を感じ取りました。

「過ちを改むるに憚ることなかれ」

と言いますが、今回彼はまさにそれを地で行った。
その潔さに、むしろ清々しささえ感じた人も多かったのではないでしょうか。

あの悪夢の5月6日には備わっていなかったプリンシプルが、会見の日には間違いなく彼の中に宿っていたようです。

おそらく、宮川君はもともと男らしくて誠実な、好青年だったのでしょう。だからこそ今回やらかしてしまった事態の重大性にすぐに気づき、いつまでたっても対応してくれない日大当局の態度に業を煮やし、今回の記者会見を「個人で」開くことを決意した。
その「覚悟」と「本来の彼の人となり」があの痛ましくも素晴らしい会見での態度に繋がった。

今回の一連の「胸糞悪い」展開の中で、久々に救われたような気持ちになりました。

それにひきかえ、日大経営陣はいったい何をやっているのでしょうか。
今回の宮川君の勇気ある会見が人々のはらわたに染み渡れば染み渡るほど、その駄目さ加減が一層際立って見えてきます。

どれくらい日大が酷いのか?という点については、これもさっそく多くの論陣が張られているし、SNS上でもさまざまな意見が飛び交っているので、ここで詳細は割愛しますが、端的に言えば今回の日大の一連の失態、というか粗相というのは、どうも「一定の年齢を経た、それなりの立場にある方々」がすべて諸悪の根源なのではないか?と思うのであります。


■「老害」が日大の息の根を止めようとしている

まずもって内田前監督、62歳。
この人は日大経営陣でもあり、単なるアメフト部の監督、というだけではない。人事権を持つ「常務理事」として日大経営の事実上ナンバー2と言われている/いた(現在は「謹慎中」)

学生数日本一、経営収入も日本一、各界各層に優秀な卒業生を長年に亘って無数に送り込み、日本一「社長」を輩出している超マンモス大学。

そんな日大の最高経営幹部であった内田氏のプライドが天を衝くものであったことは容易に想像できます。「なんで俺が下々の者に頭を下げなきゃいけないんだ」と、ずっと思っていたのでしょう。
学内にはおそらく、日常的に彼を諫めるような立場の人間はほとんどいなかったハズだ。まさに「皇帝」のような身分。

その内田氏が率いていた日大フェニックスコーチ陣。
この人たちは内田氏のいわば「親衛隊」「私兵」のような存在だ。今回の一連の経緯を見る限り、このチームのコーチ陣は誰一人監督に諫言できるような立場になく、チームのヒエラルキーの中に有無を言わさず序列化された人たち。
記者会見に出席した井上コーチもこの「私兵」のひとり。年齢こそ30歳と若いが、内田監督(当時)の意向を「忖度」して、宮川君を追い込んだ、いわば「主犯格」のひとりだ。会見では、わずかに彼の良心が垣間見える瞬間もありましたが、未だ内田氏の支配下にいる様子…

そして日大経営陣。
田中英壽理事長、71歳。
日大相撲部出身で、数年前に暴力団との写真を海外メディアにすっぱ抜かれたいわくつきの人物。ちなみにそんな人が日本オリンピック委員会(JOC)の副会長だったりする。東京五輪、大丈夫か?

そして日大中枢には、今回の問題を本来なら直接指揮監督しなければいけなかったと思われる、さまざまな管理部門が組織上存在しているはずだ。

組織の危機管理を一手に引き受け、今回の事案についても本来なら陣頭指揮をとらなければいけなかったはずの「広報部」。

宮川君のような学生を矢面に立たすことなく、本当なら彼を徹底的に守らなければならなかったはずの「学生部」。

そして、不祥事を引き起こしたアメフト部も所属しているはずの「体育会(体育局)」。この部門は、渦中のアメフト部をキチンとハンドリングしなければいけなかったはずだ。

いずれの部門にも「部長」などと呼ばれているであろう最高責任者が当然いるはずで、おそらく彼らもそれなりに経験を重ねた年齢の方々だと思われる。

今回はそうした「分別もあって視野も広い」はずの「地位の高い」人たちが、軒並み自分の果たすべき職責を果たしていなかった。

あるいは組織がデカすぎて、みな「当事者意識」を持つことができなかったのか。当事者意識を持てない、ということは「保身に走る」ことと同義です。下手に首を突っ込んで対応を誤ると、自分も詰め腹を切らされる。おそらく学内では「誰が責任を取るのか」と疑心暗鬼が横行していることと思います。

いずれにせよ、これを「老害」と呼ばずしてなんと呼ぶか。

前回ブログで指摘した、彼らの「ノブレス・オブリージュの欠如」が、今まさに露呈しているのかなー、と思います。


■「拙速を旨とする」現代の危機管理についていけない「昭和の広報」

誤解のないように言葉の説明をしておくと「拙速を旨とする」という表現は、別に「準備もロクにできていないけど、とりあえず早さ優先で出たとこ勝負で対応する」という意味ではありません。

本来の意味は「スピード感を重視」しながらも「正確性・公平性を期する」こと。本ブログ読者の皆さんも、正しい意味で受け取めていただけると幸いです。

で、あらためて今回の日大中枢の対応を見ていると、彼らが明らかに「現代のスピード感について行けてない」ことが分かります。

ここまでSNSが発達し、一次情報(=今回でいえば問題のタックルシーン)があっという間に世間に共有される現代。
複数の目撃者(たとえば日大の選手たちのこと)が発したつぶやきや、ネット上の新しい情報は、それがどんなに些細な話題でも即座にソース付きで拡散し、ごまかし(嘘)が効かなくなります。

また、個人が自由に意思表示(意見表明)できたり、手軽に意見交換できてしまう今の時代。たとえマスコミを抑えつけたところで、個人の口は止められない。井上コーチが宮川君に「言った」とされる数々の圧迫指示は、今や真実と見做されており、そんな状況下でいくら言を尽くしても、宮川君の証言と異なる限り「日大サイドが嘘をついている」としか世間は受け止めない。

今の時代、二つの対立軸がある場合は、必ずどちらかが嘘をついていて、それをどちらかが正直に認めない限り、絶対に世間は許してくれない。昭和の時代に密室で「手打ち」していたような「曖昧な落としどころ」なんて、もはや存在しないのです。

今回の元監督・コーチの緊急会見の場において、逆ギレしまくっていたあの広報部所属の司会者も、その居丈高な態度が秒で拡散され、まさに日大の自爆ボダンの起動スイッチを押す役割を果たしてしまった。

大学の屋台骨を支えるハズの「昭和の」指導者たちは、現代情報戦のスピード感/価値観に誰一人ついて行けなかったのです。

正直彼らは今に至り「どうすればこの危機を脱することが出来るのか」誰もその戦略を持てていないのだと思われます。

蛇足ですが、日大といえば「危機管理学部」が発足したばかりだそうです。
自分の大学の開学以来最大の危機に際し、彼らリスクマネジメントの専門家集団はいったい何をやっているのか?
あるいは今回の自大学の無様な危機対応をさっそくケーススタディとしてカリキュラムに組み入れるべく、観察しているのか?
だとしたら実に研究熱心でご苦労さまです。

ちなみに、かの司会者はなんと、元共同通信記者だったそうです。
見た目から察するに、記者職は定年で退職、セカンドキャリアとして日大広報に再就職した方なのではないかと思うのですが、これが正しければ、あの傲岸不遜な態度もなんとなく分かる気がする。

彼にとって、目の前に詰めかけた記者たちは皆「若造」。
俺は現役時代、コイツらみたいなヒヨッコどもをガツガツ指導してきたクチだ。生意気な口を聞いたらタダじゃおかねえぞ。

ほぼ間違いなく、この広報氏はこのような攻撃的メンタルであの会見場にいたのでしょう。そして、あの時の彼が「自分の使命」として自覚していたはずの「日大を守る」という役割が、目の前で続く激しい応酬のせいで変な覚醒をしてしまい「誰に口きいてんだ」という思いで一杯になってしまった。
その無用なプライドが、今回の報道陣との大バトル、大炎上を引き起こしてしまったのです。

日大広報部は、彼の「元記者」という百戦錬磨のキャリアでもってすれば、あの場を「適切にハンドリングできる」と期待して司会を任せたのでしょうが、アテが外れて今ごろ頭を抱えていると思います。

昭和時代に活躍した先輩方には、未だにこういう方が多い、というのは僕の実感でもあります。

記者って、攻撃力は強いけど、防御力皆無の人多いからなー。


■最終的にどうすれば日大はこの件を鎮火させられるのか

今やこの問題、国(スポーツ庁)が乗り出してきました。
鈴木大地長官の手腕に期待、と言ったところですが。

それとは別に、関学大の被害選手が警視庁に被害届を出しています。
曰く「今後の日大の返答如何によっては告訴も十分視野」とのことですから、下手したら刑事事件として捜査当局の手が入る可能性も十分あります。

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ちなみに、学生アメフトを統括している「関東学生連盟」は、今回の件を受けて独自に日大フェニックスの処分を検討しているそうで、既に宮川選手には無期限の出場禁止措置を課し、チーム自体にも同様の処分を与える可能性が高い、とのことです。
まあ軒並み他大学からは試合を拒否されているそうですから、今や開店休業状態、というところまで追いつめられているわけですが。

ここまで来たら、この問題が既に「いちスポーツクラブの現場でのトラブル」の域を超えて、「日大の経営の根幹を揺さぶる社会問題に発展」していることは、誰の目にも明らかです。

現在就活シーズン真っ盛りですが、日大の在学生が面接の先々でこの件に触れられている、という声も報道に上がってくるようになりました。

まさに日大は今「堕ちるところまで堕ちた」状態。

普通の企業なら間違いなく経営が立ち行かなくなって、倒産の憂き目に遭っていることでしょう。

まあそこは日本一のマンモス大。
7万人を超える学生が在籍している限り、一部ネット民が期待しているような「経営破綻」に追い込まれることはまずないでしょうが、世間の風当たりは当分の間止むことはないでしょう。

こうなったら、日大がこの問題を鎮火させるには「相当の出血」を覚悟しなければいけないでしょう。

なにしろ事の発端が「卑怯なバックアタック」です。
日本人の精神性として、これは最も忌み嫌われる行為。

そして同じく日本人のメンタルとして好まれる「判官贔屓」という概念も十分意識しておかなければいけません。今回で言えば宮川君が「強権的な支配者に無理矢理悪事を誘導された」というストーリーが完全に出来上がっています。

つまり、今回の場合は「勧善懲悪」が明確になされない限り、日大は世間から決して許してもらえない、と思われるのです。

ということは、今回の決着としては、

まずアメフト部に関していえば、
▽今回の悪質タックルがすべて監督・コーチの指示のもと明確な悪意をもって実行されたことを全面的に認めて謝罪
▽チームの首脳陣(監督・コーチ)は総入れ替え(および全員アメフト界から追放)
▽かつ最低一年間から数年間の活動自粛
▽内田監督のもとで挙げた戦績はすべて記録から抹消

くらいは最低限やらないと世間は納得しないでしょう。

また、日大という組織に関していえば

▽理事長を含む経営陣が、責任を取って辞任する(当然謹慎中の内田氏も解任、場合によっては学長も)
▽本件事案の真相究明のための第三者委員会を立ち上げ、正式な報告書を後日世間にきちんと公表する(この時にもしかすると宮川君の名誉が正式に回復されるかもしれません)
▽正しいスポーツ振興のための基金を作り、日本のアメフト界発展のための奨学金制度や無償(←ここ大事)スクールの開設、中学・高校アメフトチームへの金銭的援助を永続的に行う

場合によっては、相手の関学大や被害選手への(民事的な)金銭補償も必要かもしれません。

いっぽう日大は今や「老害」たちのせいで自浄作用がない、と世間から見なされています。
果たしてこうしたケジメが自分たちでつけられるのかどうか。

もしこれらの自主的判断がなされないようであれば、場合によっては日大フェニックスというチームがアメフト界から永久追放される(事実上の解散)事態もあり得るでしょう。
そして日大という、日本最大級の巨大な学校法人は、永遠に名誉回復の機会を失う。
数百万人いるといわれる日大卒業生たちも、今後肩身の狭い思いをすることになります。

いま、昭和の男たちの「覚悟」が試されています。