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『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【アニオタはかくしてLIVE演出家になった】24小節目♪「予想外にポンコツだったNHKアニメ100企画に見るテレビとネットの壮大な意識のズレと大戦争の始まり」

れらpです。
普段からアニオタを自称していますから、つい最近放送されたNHK「ニッポンアニメ100」企画関連番組『発表!あなたが選ぶアニメベスト100』(2017年5月3日放送)について、今回は書いてみたいと思います。
まあ一言でいえばこの企画、立ち上がりはめっちゃ楽しみだったのに、最後のオチで壮大にズッコケた、という近年まれに見る失敗作だったわけです。
どうしてこうなった!?そこから見えてきたいろんな問題と、近い将来必ず起こるメディア大戦争について考察したいと思います。

 


■この企画はオタクの味方「俺たちのNHK」でしか実現しなかった!

今年は日本で国産アニメが誕生して100年、という節目の年だそうです。
NHKに限らず、メディアというものは「周年」というキッカケが大好きです。だってそれだけで「なぜ今それなの?」という企画のレーゾンデートルに答えられますから。
そして今回、「アニメ100年」という企画を堂々と作れるのはNHKだけ、というのも分かっていました。

民放はこの手の企画は絶対に作れません。
なぜかって!?そりゃもちろん、出資元を含めた権利関係が系列ごとに複雑怪奇に錯綜しているからです。
ある民放局がこの手の企画をやろうとしても、他局が放送した作品は絶対紹介できません。仮に日テレフジテレビサザエさんを紹介させてくれといっても、フジは絶対に許可しないでしょう。
だって、自社の商材を提供して他社を稼がせるようなもんだから。

そういう意味では、こうしたコンピレーション番組は、スポンサーが一切絡んでいないNHKでしか作ることができません。
一般の方はあまり気付いていませんが、公共放送NHKという存在は、こういった時、物凄い威力を発揮します。

ともあれ、そんな"NHKしか作れないジャンル"ということをきちんと自覚し、このように堂々と企画化・番組化したNHKに対し、まずはあらためて敬意を表したいと思います。

ただ…いかんせん企画の中核となる「ランキング」のレギュレーションがポンコツだった(*´Д`)

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www.nhk.or.jp

いや、よく頑張ったほうだと思いますよ。昔からNHKはオタクとかサブカルチャーに対して極めて誠実だった。
民放は今でもこういったものに対し「キモい」とか「異質」というステレオタイプを被せてきますからね。
なにかの事件があったときに、犯人がちょっとアニメ好きだったりゲーム好きだったりしたら、すぐに「なお●●容疑者は普段からアニメ好きで…」とかどうでもいいことニュース原稿に加えてくるでしょ!?
重大な飲酒死亡事故を起こした犯人について「なお●●容疑者は普段からキリンビールを愛飲しており…」なんて絶対言わないのにね?
コミケも叩きまくってますもんね!あんな、数日で何十万人も動員するようなビッグイベントなのに、民放ではニュースになったことすらありません(まあ僕の知る限りですが)
でもNHKは逆にコミケに企業出展してるって知ってましたか?いわゆる"薄い本"だって毎回出して1万部近く完配してるんですよ!

だから、そんな「俺たちのNHK」が作るアニメ100周年企画だから、期待が大きかった分、今回はちょっと残念だった、という話の流れになるのです。
繰り返しますが、こういった企画を番組化してくれただけで、僕たちは大いにNHKに感謝しなければいけないと思ってます。

 


■今回のランキングは「人気」ではなく「購買力」ランキングと化していた

なにはともあれ今回のアニメ100企画の根幹であるところの「ベストアニメ投票結果」を見てみましょう。
投票者はすべて一般視聴者(投票総数はNHK発表で60万票以上)。そういう意味では「ガチ」のランキングであることには間違いありません。

まずは総合トップ10の結果がこれ。

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堂々の1位はなんと「TIGER & BUNNY」という作品。
投票のレギュレーションが、同一作品であってもテレビシリーズ、劇場版など別々に投票する仕組みだったので、なんとベスト10の中に同作シリーズが3本も入っています(他2位、6位)。

同様に第4位、5位、9位もラブライブ!」シリーズ。
つまりトップ10のうち6割が「TIGER & BUNNY」と「ラブライブ!」で占められている、という非常に不思議な結果、だったわけです。

みなさんTIGER & BUNNY」ってどんな作品か、知っていますか?
たぶんほとんどの人は知らないでしょう。

 

★いや、面白い作品だとは思いますよモチロン!「TIGER & BUNNY」★


映画『劇場版 TIGER & BUNNY -The Rising-』予告編

この作品、誤解を恐れず一言でいうと「アメコミ風イケメンコンビがパワードスーツを身にまとって戦う」というイケメン"バディもの"バトルアニメです。
大きな特徴は、主人公たちが「ヒーロー」と呼ばれ、戦いの模様がテレビで常に実況中継される、という設定であることから、ヒーローたちにはそれぞれスポンサーがついており、彼らが身にまとうパワードスーツにはそのスポンサー企業のロゴがF1マシンのように貼られていて、その企業ロゴが現在の実在する企業と同一(たとえば「SoftBank」とか)である、という点です。

はい。これが日本のアニメ100年を通じて第1位になった作品です(投げやり)。

 

ラブライブは、今まで僕のブログでも何度も取り上げたし、紅白歌合戦にも出ましたから、「タイバニ」よりは知っている人が多いでしょう。
女子高生たちが"スクールアイドル"としてしのぎを削り、アイドルとしての夢を叶えていく、という物語で、この作品から生まれた数々の楽曲は、オリコンでも何度もランキング入りし、作中ユニット「μ's(ミューズ)」は、演じた声優さんたちが期間限定で実際のアイドル活動を繰り広げました。
ファンたちはラブライバーと呼ばれ、一時期大きな社会現象になりましたね。

このほかの順位作品も合わせて見てみると、今回のランキングの(おそらく番組制作側が予期しなかった)特徴がハッキリと分かります。

7位のコードギアス、10位のおそ松さん女性票、3位のまどマギ、8位のCCさくら男性票
要は、本当の作品の評価というより、熱狂的な信者の多寡そして作品関連商品の購買力、組織票がモノを言った投票結果だったと。

 

魔法少女が殺し合うという衝撃のプロットで社会に衝撃をもたらした「魔法少女まどか☆マギカ」★


「劇場版魔法少女まどか☆マギカ[新編]叛逆の物語」Blu-ray&DVD発売告知 長編PV

 

「購買力」って!?アニメというビジネスは放送だけではリクープ(投資の回収)できません。放送後のDVD/ブルーレイ化関連グッズ・イベントの売り上げなど、マルチアウトプットすることでようやく採算が成り立ち、十分売り上げが見込めると分かれば続編が制作される世界です。
したがって、好きなキャラの活躍をもっと見たい熱狂的なファンは、どんどんこうした2次利用商品を購入(いわゆるお布施)し、作品を支援するわけです。

「タイバニ」「コードギアス」「おそ松」…みんないわゆる"腐女子"が大好きなイケメン作品です。
ラブライブ」「まどマギ」「CCさくら…みんな"萌え豚"(←失礼!褒め言葉ですからね!)が大好きな萌え萌え作品です。

これらの作品、今後続編が作られても十分リクープできることが分かったはずです。
アニメ制作関係者の皆さん、壮大なマーケティング結果が得られて良かった良かった(爆)。

 


■とにかく投票ルールがポンコツだったことが最大の敗因

去年あれだけ話題になった劇場作品君の名は。なんてそもそもランキングにすら入っていませんNHKは400位まで公表)。
アニメファンならずともよく知っているジブリ作品(いわゆるデートアニメ)もほとんど上位に出てきませんでした。
このことは、今回の投票行動を行った人たちが、いわゆる普通の人々ではなく、それなりにアニメに興味を持って普段からアニメを見まくっているコア層を中心に行われたことを物語っています。
(「君の名は。」は珍しく普段アニメを見ない層に訴求した作品=でなければあれだけ興収に結び付くわけがない)

そんなアニメコア層は、基本的に「信者」としての行動を取ります。
すなわち、自分の推す作品をなんとかして勝たせようと、何度も投票するわけです。

そこで気になるのが今回の投票レギュレーション。
実はこれこそが、今回の不思議なランキング結果をもたらした元凶だったと思われるのです。

 

★個人的にはこれが総合25位に入っていたことで報われました「氷菓」★

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www.kyotoanimation.co.jp

ルールは簡単。
特設のWebサイトから、1日3票まで(ただし同じ日に同一作品に複数投票はできない)、約3か月間、毎日投票できます。
だから日付をまたいで毎日同じ作品に1票ずつ投票が出来ることになり、したがって組織票は公認されていた、ということになります。
これは、投票総数を大幅に増やすためにNHK意図的に行ったオペレーションに間違いありません。
もし1アカウントにつき期間中1票しか投票できない、というルールにしてしまったら(つまり政治選挙のようなルール)、投票総数が上がらなくてキャンペーンの盛り上がりに欠け、番組に箔が付かない、という判断です。

よくある「制作サイドが指名した専門家審査員による特別票」というものもありませんでしたが、これは前述した、アニメ作品特有の複雑な権利関係をクリアするために、利害関係者の意思を投票結果に反映させないことにしたからでしょう。
(こういった措置により、NHKは各権利者からの映像使用許諾を得ていったと思われる)

ともあれ、こうした「大人の事情」はテレビの世界では仕方のないことです。だから、こうした投票プロトコル自体は別に否定しません。

ただ、こうしたレギュレーションによって得られた投票結果は、当然ながら前述したような「購買力」すなわち単なる「ファンの熱狂度」のランキングを表す、という表現が適切なのであって…。
だから「ベストアニメ」というタイトリングがダメなのです。

これじゃあ、日本が世界に誇るアニメというカルチャーの、本当の作品性のランキングと誤解してしまうかもしれない。
(意図的に錯誤させようとした可能性もある)

 


■今回の投票は"異種格闘技戦"だったことを考慮しなければいけない

NHKが、アニメ100年を記念してアニメランキングを作る、という試みを行ったことは非常に評価されることです。
民放がいくらアニオタをdisっても、公共放送がキチンとアニメというカルチャーをリスペクトしている限り、僕らはちゃんと世間に認められている、と安心できます。
でもだからこそ、もうちょっとだけ、アニメというカルチャーを真剣に理解して番組作りをしてほしかったなぁ、と思うわけです。

そもそもアニメというのは、作品によってターゲットゾーンが全然異なります。
まず男女向けでも全然異なりますし(男性向けはもちろん可愛いヒロインがいなくちゃ勝負にならないし、女性向けはイケメンハーレムじゃないと相手にすらされない)、
同じ男性向けでも、ロボットもの、アイドルもの、異世界もの、日常もの、など実に細分化されています。

今回それを全部ひとまとめにして投票させてしまったことは、いうなればオリンピックの全競技を一緒くたにして勝ち抜き戦を行わせたのと同じ構造なのです。
例えるなら、サッカーグラウンドフィギュアスケートの選手レスリングの選手を呼んできて、柔道のルールソフトボールの試合をしろ、しかも選手には年齢制限は一切なし、と言っているようなものなのです。

もう意味が分かりませんよね?でも今回の企画って、それくらい荒っぽい投票レギュレーションだったってことなんです。

★エロゲ原作でもちゃんと紹介したNHKの勇気に乾杯「ヨスガノソラ」★

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ヨスガノソラ

じゃあどうすれば良かったのか?
簡単なことです。
今回の投票、作品のジャンル別および投票者の年代別にすれば良かったんです。

そうしたら、ジャンルごとの人気分布も分かるし(人気があるのがロボットものなのか、ハーレムものなのか、など)、世代による人気の変遷も分かる
ある時代はロボットものが人気が高く、別の時代は日常系アニメが流行り、またある世代はおしなべて〇〇というジャンルが好き、といった統計的結果も導き出される

どうせNHKでやるなら、そこまでやってくれればアニメ文化史的な、あるいは統計的価値も出たでしょうに。

そもそも今の時代、すべての中からベスト1を選ぶ、という発想自体が時代遅れというか、あいかわらず「マス」メディアだなあ、と思っちゃうわけです。

 


■趣味嗜好が究極まで細分化されたネット時代に最大公約数を求めるテレビ的思考の愚

皆さんもご存知だと思いますが、時代は今やネットです。
人々は自分にベストマッチングしたネット上の深い情報を漁り、テレビのように「誰に対して情報を伝えようとしているか分かりにくい」メディアにはあまり反応しなくなりました。

だから、YouTuberのような、映像レベルは非常に貧相だけれど、自分と波長の合う動画は必死になって見ようとするし、配信側もいかにマニアックな動画を作るか?ということに血道を上げる。

今回の「ベストアニメ100」NHKBSプレミアムというチャンネルで放送されました。
もともとこのBSPというチャンネルは「趣味チャンネル」あるいは「カルチャーチャンネル」としての位置付けで、地上波の「総合チャンネル」に比べると番組内容は全般的に相当マニアックだと言っていいでしょう。
だから、NHKも理論上は分かっているわけです。これは一般向けの番組ではない、よりマニアックな内容にしてマニアを満足させなければいけないんだ、という企画の性格です。

★今期アニメで意外な収穫だった良作「ロクでなし魔術講師と禁忌経典(アカシックレコード)」★


アニメ「ロクでなし魔術講師と禁忌教典(アカシックレコード)」第3弾PV

でも、今回は最後の演出の部分で常識人(非オタ)の理屈が勝ってしまった。

NHKの番組制作の仕組みは、原則担当ディレクター(PD)が演出するけれど、最後の最後で番組のチーフプロデューサー(CP)が演出内容に口出しする、というものです。

普通は、演出は「ディレクター」職が責任を取り、「プロデューサー」は番組予算や制作工程、キャスティングなど番組の構造のほうに責任を持つ。どっちが偉いわけでもなく、分業体制なわけです。
ハリウッドでは、むしろクリエイターとしてのディレクター(監督)の方がプロデューサーより格上だったりする。
でもNHKではそうはなっていません。
なぜならCPはすべてPD上がりで、制作チームの管理職、すなわち危機管理担当だからです。
だからすべての番組には「危機管理」の名目でチェックが入ることになる(いわゆる「CP試写」)。
報道番組ではこの仕組みは非常に有効に機能します。現場の(経験の足りない)PDが暴走しても、経験値豊かなCPが放送前に問題点をチェックできるからです。

でもエンターテインメントの世界でもこれをやってしまっているせいで、現場の非常に優秀な(たとえばガチオタの)PDが作った演出構成を、(非オタの)CPが「この辺わかりにくいからもっと一般化してよ」などと口出ししてしまい、結果毒にも薬にもならないヌルい演出になってしまったりするのです。

本来オタク向け番組は一般人から見て分かりにくくてもいいのです。
ガチオタをして唸らせる視点、ガチオタをして納得と言わしめるコメント。これが大切なのであって、下手に最大公約数でオチをつけようとする必要はまったくないのです。
どうせ一般人はこんな番組見ていない。


結果、番組中もガチオタはなんか納得できないな~と思いながらだんだんイラついてくるし、挙句の果てにこうやって後日ランキング結果がネット上に流通してなんだこりゃ!?と言われてしまう。
この番組の、今のネット上でのヒドい言われようは、まんまオタクの世界からダメ出しを喰らった結果なわけです。

 


■テレビ的思考でネットに勝とうとするな!ボカロは初音ミクだけじゃない!法律の改正がメディア戦争を本格化!

NHKは以前から若年層世代に訴求するさまざまな実験的コンテンツを作ろうと試行錯誤しています。
なぜなら今、NHKを見る世代は、幼児と年配層しかいないからです。
いわゆる勤労者世代はあまりNHKに接触していない。
でもその勤労者世代こそが、受信料を払う主要顧客層なわけで、いまネットに移住してしまっているこうした顧客層をなんとか取り返すべく、奮闘しているわけです。
そういう意味では、早くから「オタク層」を狙って本気でオタク向けのコンテンツを作ろうとしているNHKの今の戦略は間違っていない。

今でこそ深夜アニメは民放の独壇場ですが、これはただ単にアニメコンテンツの調達コストが安いから民放が買っているに過ぎない。
この先さらに民放の経営が厳しくなれば、調達コストはどんどん切り下げられ、アニメ制作環境は悪化の一途をたどるでしょう。
そうなった時、アニメ制作会社はアニメーターをアジア諸国の安い労働環境に下請けに出し、ますます作画崩壊を招くか、NHKでの放送を目指すか?の選択を迫られることになる。

つまり、ある日気づいたら民放よりもNHKのほうがアニメをたくさん放送していた、という時代が来るかもしれないのです。

NHKはその「来たる日」に備えて、ますますオタクカルチャーへの理解を深めるコンテンツの制作実績を重ねていくことでしょう。
その時にぜひ、原則に置いて欲しいのが、先ほど言及した「オタクカルチャーを最大公約数化するな」ということなのです。


たとえば、日本が生んだオタクカルチャーのひとつボーカロイド
最近は政府ですら、一定層のボカロ人気を当て込んで安倍首相が初音ミク云々と発言した、とかニュースになってましたが「ボカロ=初音ミク"だけ"ではない」という、ボカロ界隈においては当たり前のことが、一般の人たちにはまったく分からないことなんです。
初音ミク以外にも巡音ルカやら、最近では「音街ウナ」なんていうキャラ(ボカロライブラリー)もあって、その種類はもはや両手では数え切れません。


★僕が愛用しているボカロは「IA ROCKS」ですね♪★

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1stplace.co.jp

もしこの先NHKがボカロ関連番組を作ることがあったとして、それを「初音ミク」だけで括ってしまったら、おそらく日本中のボカロファンから総スカンを喰らう羽目になるでしょう。
もしやるなら初音ミク特集」とか「音街ウナ特集」という具合に、細分化できる限り細分化することです。

取り組み方さえ分かったら、あとは「世界でも有数のコンテンツ制作集団」であるところの番組制作陣が、高品位の番組を作りさえすれば、見応え十分、ということで界隈から熱狂的に支持されることでしょう。
ネット上で配信されている、素人の貧相な動画に比べたら、勝負にすらならず、圧倒的な勝利を収めるはずです。


裏を返せば、今ネットで動画配信している人たちは、所詮プロフェッショナルな映像制作集団に品質で勝てるわけないのですから、とことんニッチな内容を目指すしかない、ということです。
ただ漫然としゃべるだけだったり、テレビのマネをしている限り、レッドオーシャンからは絶対に抜け出すことはできません。
今活躍している動画配信者たちは、いち早くネット特有のニーズに気付いた先駆者たちだ。

おそらく、近い将来テレビ業界はこうしたネット上のトップ配信者たちをヘッドハンティングに来るでしょう。
ネット特有のニーズに精通した人をアンカーに据えて、テレビのクオリティを加味すれば、今後の視聴者争奪戦で頭一つ抜けることができる。

そして放送法の改正がそれを後押しします。
すなわち、テレビとネットの同時配信です。
今までNHKはこれに制限を受けていました。いわゆる「民業圧迫」ということで、民放連から強烈な反対を受け続けていたのです。
これがとうとう解禁になったのが最近です。

いよいよテレビとネットを股にかけた、大戦争が始まっています。
最後に生き残るのは、いったい誰なんでしょうか!?
テレビか?ネットか?はたまたこれを読んでいるあなたなのか!?