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『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【鈴山キナコ★かわいいオトナ】「相棒-劇場版IV」北九州エキストラ体験記その3

♦︎鈴山キナコ 素敵な旅行 素敵な日本文化 素敵な映画・演劇

昨日の続きです。

驚愕のエキストラ数3000人、

「相棒 劇場版IV」パレードシーン撮影日です。雨天により二度の延期、三度目の決行で

約一ヶ月ぶりの撮影。

「リビング北九州」(地元情報誌 各家庭に毎週、無料配布される新聞です)によると、前回の延期の一週間待ちの期間、主演の水谷豊さんは、もともと深夜から活動を開始するという完全夜型生活だったので、昼間はホテルで静かに過ごしていたそうです。

また、普段から夜は九時には寝るという、超早寝早起き生活の反町隆史さんは、水谷さんと活動時間帯が合わず、ひとりで大分県の湯布院まで遠出、温泉を満喫され、そして北村一輝さんは、ディープな小倉の旦過市場を(笑)見学されていたようです。

 

そして2016年7月23日の再撮影日。

米町公園には,雨傘を持参した

あふれんばかりのエキストラが大集合

みんなニコニコ満面の笑みを浮かべて待機♪

 

これから始まる「相棒」の撮影、いきなりのハイライトシーンを見学でき、参加できることを、心待ちにしている。

 

そこへ今回の主役登場です。

水谷豊さん、続いて反町隆史さんが現れると、

うおーという歓声と拍手!エキストラの皆が湧き立ち、興奮して抱き合う人、泣きだす人、

一心不乱に手を合わせ、

水谷さんに向かって拝む人。。

小倉駅前はカオス!

あちこちのビルの屋上にもたくさんの人が立っていて、双眼鏡でこちらを見ています。

ビルの窓からも、たくさんの顔・顔・顔が。

東京にいると、街で芸能人を見かけても、見て見ぬフリをする人が多いと思うんですが、北九州では、芸能人は、異世界の人。きっぱりと雲の上の人の認識なので、

スターがスターでありえた、昭和の時代そのままなんです。

水谷さんに向かって、拝む人がいるのもよくわかります。

 

そんな北九州っ子の、純な思いが天に届いたかのように、撮影が始まると、雨はピタリと止んで、青空が晴れ渡る一日となりました。

 

この映像は何度観ても涙が出ます!↓↓

オフショットもあり、大規模ロケの雰囲気がよくわかりますよ↓↓


『相棒 -劇場版IV-』 北九州スペシャル映像

 

午後からは、蝉がミンミン鳴く、気温30度近い夏日となり、スーツ姿でバッチリ決めて、犯人追跡シーンで走り回る水谷さん、反町さんが心配になります。

「暑そうだねえ。。」

炎天下、汗の一滴も見せない役者魂にエキストラの皆さん、口々に「カッコいい‥!」

 

エキストラの皆さんは、半日交通規制した小倉駅前で、日の丸の旗や、「おかえりなさい」の横断幕を持って、満面の笑みで凱旋パレードの選手たちを迎えます。

相棒4 北九州スペシャル映像 第2弾

 

 もちろん公開前の映画でストーリーなどは伏せられたままですので、
エキストラのみなさんはじめ、私も、今撮影してるシーンが、
一体どういうストーリーでどこへ向かおうとしているのか、何が起こっているのか、さっぱりわからないままのニコニコ笑顔の盛り上がりです。

 


監督さんの指示があり

パレードが始まるワクワク感で向こうから走ってきてください。

パレードが終わった後の達成感!さあ~楽しかった家に帰るぞという

踊る足取りで歩いてください。

選手をひと目見たいという高揚感を背中に漂わせ、

こちらからあちらに向かって小走りで移動してください。

いきなり、背中の演技。。

なかなかハイレベルです(笑


午後に入り、日差しはさらにジリジリと、照りつけ

インド綿を着用していてもなお、暑さで体中にまとわりつく脂汗
不快指数100%とはまさにこの状態

撮影は6時間におよび

フイルムコミッションの方々が、キンキンに冷えた飲料水を配り始めました。

間をおいて撮影班の方からも飲料水が配られ、体力回復♪

エキストラの人たちは、この暑さの中、

さあ、もう帰ろうか

と抜ける人はひとりも見ませんでした。

それどころか、撮影の合間に「相棒ブログやってます!」と、名刺交換したり、

相棒マニア談義、大盛り上がりです。

 

ここで北九州っ子の気性について、軽くエピソードをひとつ。

待機場所に向かう交通手段は 西鉄バスを利用した私。

しかしスイカは残金わずか、小銭を用意してなかったことに気がつき、

一万円札をくずそうと 信号停車中に運転手さんに申し出るも、

「千円しか こままらん(くずれない)!」と言われてしまい、

徒歩に暮れていると、

「お客さんの中で、誰か一万円札 こまめられる人おりませんか?」

と運転手さんが、当たり前のように車内アナウンス。

15人ほどの乗客、いっせいにカバン、財布をゴソゴソ。

「あ〜!ないわ」「千円足らん」と、口々にブツブツ。

そのうちひとりのおじさんが

「わしがあんたに千円やるけ、チャージし!」と、お札を差し出す始末。

最後は運転手さん

「今日はもういらん!今度でいいけ」

と、私をタダで降ろしてくれました。

後日、お金はお支払いしましたが、お客さんや、運転手さんの北九州らしい人情味に、ああ、こうだったよな、と、なつかしさにひたりながら、バスを降りた私です。

 

撮影のお話に戻ります。

炎天下、暑そうな顔一つせず、スーツスタイルで犯人を追い走り回る

水谷豊さん、反町隆史さんの相棒コンビ。

さらに、最初に水谷さんと反町さんを、目の前に見たときの興奮を

何時間も持続させ続ける、熱狂・北九州市のエキストラの皆さん

 

群衆の中、「あ゛~~~っ!あそこにいるぞ!」と絶叫し、

悪党を指差す水谷豊さん。犯人追跡のシーンです。

役者さんだから当たり前のことなんですが、小倉駅を揺るがす勢いの

その声のでかさに みなさんびっくり。

手に汗握る追跡シーン!

 

カメラが回っていない時も、水谷さんは群衆に手を振り、ファンサービス。

たちまちギエエエとファンの皆さんの絶叫が響きます。

 

撮影が無事に終了し、米町公園でエキストラのみなさんにお弁当とお茶が配られました。近くの美味しい居酒屋さんの仕出し弁当で、(お魚とお肉が選べます)

おでんも入って、ほんとうにジンワリと美味しかった。

フィルム・コミッションさん、撮影班のみなさんから 配られた飲料水も、よく冷えていて本当に美味しかった。

 

今回、撮影の途中で帰る人は、1人もいなかったようです。

みんな「相棒」が好きなんです。北九州まで来てくれてありがとうの気持ちを

ここに集まった一人一人が、表現したんだと思いました。

今回参加した私にもそんな思いがありました

この町、北九州に生まれ育ち

専門学校を出てすぐに上京

泥でも饅頭でも、手当たり次第食っちまえの勢いで

どーにかこーにか、表現を職に(葉っぱをお金に?)変えてきました。

もう故郷へ戻ることなどないと考えていたのに、自分でも信じられないこの帰郷。

これからどこへ向かうのか、どうなって行くのか知りませんが、

こんな今の私を、「相棒」の隅にこっそり刻みつけたい。

 

もちろん私は職業として、日々作品を生み出す側なわけですが、

例えば以前の著作1冊にしてみても、あー当時こうだったよなあとか

懐かしいなぁみたいな ふだん感覚は、あまり感じることはなく、

むしろプライベートで綴った日記

メモ

スナップ写真

そこにのみ、ふだんの「通過していく時間のリアリティ」があって、

 エキストラ参戦というのは、プライベートな日記の持つふだんリアリティに

一番近いような気がしました。

 

撮影が終わって、米町公園で相棒グッズが配られ、

映画の公開は来年の3月と知らされた時、

ウワー遠いなぁ、待ち遠しいなと思いました。

 

そして半年以上が経ち、超満員の劇場でいよいよ「相棒 劇場版 IV 」と対面。

映画に引き込まれながらも、自分らの役割が明らかになったとき、

細切れに撮影していたシーンとシーンが繋がって、

あの日、ウキウキする演技で闊歩した大通りや、日の丸の旗を振ったシーンや、

帰宅する足取りのシーンがひとつにつながって、

大きな感動に包まれました。

北九州市役所や、ウイスキー工場でのシーンを観たときは、

北九州にこんな美しい風景があったんだ!と、驚きました。

同時に、映画は劇場で観ないとなぁ!と、痛感しました。

 

映画に没頭していましたが、自分が映ったシーンも二ヶ所気が付きました(笑)

ハイライトシーンで水谷豊さん扮する杉下右京の後ろを、かわいい赤いギンガムチェックのチュニックとベージュのキャスケットで、バタバタ階段から降りていました(笑)

 

映画を見終えてからも、相棒に関する記事をいくつも読み、今回、小倉の小文字通りを半日間、封鎖するために、フィルムコミッションの方々が、近くの店舗や事務所に許可を取ってまわり、チラシやポスターを置いてもらう交渉をされたそうで、

水谷さんのインタビューによると、「ここまでやってくれるのかと思いました。撮影の合間に入った寿司屋では、相棒だから許可したと言ってもらえ、嬉しかったです」(リビング北九州 2017/3/7号より抜粋)

ということもわかって、ますます北九州が好きになった私でした。

 

そしてまた、映画のロケがあったら、エキストラとしてかわいく、見学・参加したいなと思いました。