『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【川村ケンスケの「音楽ビデオってほんとに素晴らしいですね」】第20回 特撮の原点?チャップリンの時代からこんなに面白かった映像の世界、から、ジュンスカの音楽ビデオの名作にまでたどり着く!

今日は…

<特撮の歴史>的なところから始まり、<ジュンスカJUN SKY WALKER(S)の音楽ビデオ名作>!

…まで、たどり着きますよー!

 

最後のジュンスカの音楽ビデオ、本当に良いので、ぜひぜひみてください!

 

あいかわらずの「コア」な「専門的内容」で、行かせていただきます。お付き合いください!

 

で、今回は…

 

  • 特撮といえば、SF的なものの代名詞だった時代ははるかかなた。いまや、なんでもない映像のワンシーンが「特撮」や「合成」だらけ、だったりしますねー。

 

こんな記事がありました。

www.gizmodo.jp

面白い記事です!

この記事内と同じ映画の写真を一枚拾ってきてみると、こんな様子です。

f:id:ksmvintro:20170129205741j:plain

この場合は…

手前の時計とその針にぶら下がっている男は、ビルの屋上にがセットを組んで、足元には(画面の外に)マットが置いてある、で、奥に抜けて見えている「街並み」と角度が合うように、セットを作ったわけですね。

 

また記事中のGIFアニメ、チャップリンの場合、ガラスに描いた絵と「現実の映像」が「マッチするように」、「絵自体を描く」、のですが…

チャップリンのものも含め、基本的にどれも「モノクロ」なのがミソですね。

 

さらに「色の要素(カラー)」がないと、手前と背景の「馴染み」がいいんですよねー。しかも「解像度も低い」から、絵が「甘くて」、なおのことうまくいきますね。

 

にしても、こういうふうだったんですねー、面白い!

 

そして…

時代が進んで、カメラの性能や撮影技術が上がると、「フォーカス」(ピント)が合う合わないで、新たなギミックが誕生します。

 

キヤノン PowerShot S120 レビュー #09:クリエイティブフィルタ「ジオラマ風」でジオラマを撮影してみる。 | GANREF

というサイトから、例えば…の写真を引用してみます。f:id:ksmvintro:20170129214111j:plain

これは、ちょっと前から皆がやっている「ミニチュア風」写真。

 

なぜこれが「ミニチュア」な風に思えるかというと、

★画面全体に「ピント」があっていない

からなんです。

 

我々は経験上、「とても小さいものを写真や映像で見た時、画面全部にピントが合うことはない」と、認識「させられてしまって」いるのですね。

逆に言えば、

意図的に、背景の一部を「ぼかす」ことで、小さい被写体を撮っている「フリ」をしているわけです(もしくは、脳をだます)。

 

さらに、それを全部ひっくりかえして考えると、

 

★画面全体にピントが「かっちり」合っていると、場合によっては、画面内の「被写体」と「被写体」…例えば、手前の「モノ」と背景の「モノ」の間の「距離」が「ない」ように思えてしまう、という事態が起きます。

 

…この状態を「パンフォーカス」(フォーカスが全て…pan=凡(全てという意味)…に合っている、という意味)というのですが、

 

このパンフォーカスのいい例がなかったのですが…ちょっと違う雰囲気ですと、 Michael Paul Smith | Flickr に、「パンフォーカス」を利用した、写真がありました。

(この人の作品、最近紹介される機会が多い気がしますが)

写真を拝借します。

f:id:ksmvintro:20170129205316j:plain

上が、完成品。古い自動車同士の事故の風景。

ん?カラーだけど、いつの写真だろう?もしかしたら、実際に車を置いて撮ったのか?

…と、思いますね、普通に。

 

でも、

下が、この写真の撮影の様子。

背景は現実世界の大きさ、でも、メインの「手前の被写体」は、小さい!

 

え? 車はおもちゃなの?で、背景は、ほんとの場所?

 

と、

これを、一枚の写真に収めた時、完成写真のように「現実」に見えるためには、

★画面に出てくるモノ全体に「ピントが合っている」

必要があります。

 

さきほど、ミニチュア写真風の撮影方法で言ったことと、逆の理屈で、そのように見えるのですが…

★つまり、画面に出てくるモノ全体に「ピントが合っている」ことで、手前のモノが「背景と同じスケールのものである」というふうに、我々が認識する(ように、育てられている、といったらいいのかな)、

のです。

 

小さいものと大きいもの、遠くにあるものと近くにあるもの、それらが一つのフレームなり画面なりに収まっているような写真/映像を見た場合、

その両方(例えば、小さいものと大きいもの)にピントが合っていると、それらが同じ大きさの世界に、実際に「写っている/映っている」ような関係性で、存在していると、思わせられるのです(錯覚ですね)。

 

 この「パンフォーカス状態」が、なぜ、「カメラや撮影技術の進歩」で可能になったかというと、

この「画面全体にピントを合わせる」には、カメラの「絞り」を「(かなり)絞らなければいけない」からなんです。

 

カメラにおいては「絞りを絞ると、画面は暗く」なります(写真も動画も同じです)。

フィルム面(デジタルならばスキャン面)に入る光の量が「少なくなる」からです。

 

つまり、絞りを絞ったにもかかわらず、撮った写真や映像が、普通の明るさであるためには、そもそも「相当明るい」場所でないとダメですね。

 

パンフォーカスとは、

「もう画面が暗くて撮れないよー」みたいな状況まで「絞りを絞って」、なおかつ、「撮った結果が明るい」、と言う矛盾した状況が必要で。

 

そうするためには、今度は、撮影における「制御要素のひとつ」である「カメラの撮影感度」を半端なく「高くする必要」があるのです。

 

ですが、

カメラの感度を上げると、画質がざらざらになって悪くなったりする…

 

というのが、定番の状況だったのですが、

 

今のカメラが(そして、少し前は、フィルムの性能が)、感度を上げても「ザラザラ」に「ならない!」という技術革新を得られたので、

 

「絞って」、画面全体にピントを合わせ、そこから「暗い映像を、感度で明るくする」みたいなことで、

Michael Paul Smith | Flickr

みたいなことが可能になってきた、というわけなんです。

 

まあ、現場?をものすごーく明るくすればいいのですが →注

 

注:写真だと、ストロボを使って「ありえないほど明るく」できるのですが、動画だと、ストロボのようにありえないくらい明るい状態を作ると、常人は目を開けていられないくらいの明るさになるので、それはできないんですよねー。

 

…というのが、チャップリンあたりから、最新ギミック写真までのおおまかな推移なのですが…

 

あー、難しくなりすぎました。

 

では、そろそろ…

 

それより、「感覚」で、「センス一発」で、「特撮に見える」!みたいな、クールな感じがする音楽ビデオもいいでしょう?ということで、

 

 

JUN SKY WALKER(S) の音楽ビデオ「さらば愛しき危険たちよ」は…

www.youtube.com

見ました?

えー、こんな高いところから…!

 

見てから、以下読んでくださいね!

 

 

 

あぶなー!って、当時思っていたのですが、よくよく考えれば当然これは、

★ビルの屋上のさらにすぐ下にベランダ的なものがあって、そこに…

ということなんですが、

 

曲のタイトル、宮田和弥さんのパフォーマンス、カメラの動き、等々で、スリリングな雰囲気が出ているでしょう!

 

特に、バランスを崩すポーズとか。

 

はやりの「高所つなわたり」とは違う、「脳内スリル」と「クールさ」があると思います。

 

ぜひ、もう一度見てみてね!これぞ、音楽ビデオやー!

 

どうでしょ?

 

 

では、またお会いしましょ。

さよなら、さよなら、さよなら…!

www.youtube.com

 

ついでに、川村ケンスケの「黒・音楽ビデオ/映像論」を読みたい方は…

(といっても、「黒」ばっかりではないですが…)

こちらも!

ksmvintro.hatenablog.com

ぜひお読みください!