『昨日より今日はもっと×2!素敵』 BLOG(イケてる大人計画)

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【アニオタはかくしてLIVE演出家になった】8小節目♪「潰し合いか高め合いか?仁義なきアイドル育成の現場!その2」

れらpです。

前回のエントリーで、アイドルに必要な資質は「鉄メンタル」だ~、というところまでお話をしました。

そして、次の話題に行く前に、
「そもそもなんで"選抜"しなきゃいけないんだ?」
というところで一旦話を中断していましたね。

今日はその続きです。


■会場を選ばずパフォーマンスするのは今やアイドルくらいなもの!?

アイドルの発表の場というのは、実にさまざまです。

普通にLIVEハウスで行うこともあれば、
イベント会場の仮設ステージ(野外の場合もある)、
ショッピングモールイベントスペース
CDショップ量販店の店頭(いわゆるインストアイベントですね)
はたまた歩行者天国化した商店街アーケードの十字路や駐車場
場合によっては、商業ビルの入り口付近の空間(109の入り口とか)、などなど。

地元の特定の企業に呼ばれて、クローズドで実施するインナーイベント(いわゆる「お座敷」ですね)に至っては、会社の食堂で、なんてこともあり得ます。

世の中には、ちゃんとしたステージを備えたホールもたくさんありますが、アイドルの場合はそんな会場でLIVEを行うのはむしろ稀なケースでしょう。
8割がたはこうした"本来LIVEをやるには不適切な場所"で活動していると思われます。

このような会場では、ステージの規模もさまざまです。
そもそも「ステージ」が用意されていない場合もありますしww

冷静に考えたら、どんなところでもパフォーマンスしちゃうアイドルって、たくましいというか、涙ぐましいというか、大したものだと思います。


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クライアントからすれば、こんなにありがたい存在はありません。
賑やかしになるし、それなりにファンも集まってきて盛り上がってくれる。

いわゆる「アーティスト」と呼ばれる人たちは、一部の例外を除いて、そんなところではLIVEしないでしょう。
(路上でゲリラライブ、というパターンはあるでしょうが、最近は無許可ライブなんてイメージ悪くなるだけですからかなりハイリスクです)
まあアーティストには"イメージ"っていうのもありますからね。

(近年めっきり話に聞かない、演歌歌手のドサ周りの伝統を引き継いでいるのは間違いなくアイドルだと思います)


さて、今回僕が考察するのは、こうした変則的な会場でのパフォーマンスではなくて、ちゃんとそのアイドルグループが主催興業する(チケットを販売する)、LIVEハウスでのパフォーマンスに関してです。

※変則会場でのLIVEのやり方はまた別の機会に触れますね。


まずは「1P/1K」の法則から解説しましょう。


■パフォーマンス適正人数はステージの大きさで決まる

「1K」の「K」って何でしょう。

これは「間(けん)」という単位の頭文字です。
1間(けん)はおよそ1.8メートル。

これは、日本の伝統的な単位計測の仕組みで「尺貫法」と呼ばれています。
1間6尺(1尺はおよそ30センチ)。
1尺10寸(1寸は約3センチ)。
つまり「一寸法師」は約3センチの身長ということですね。

まとめると、こうなります。
1間=6尺=60寸

ちなみに、畳は長い方の辺が1間、短い方の辺が0.5間(約90センチ)。
つまり畳2畳で1間四方(1辺約1.8メートルの正方形)ということになります。
この1間四方が、すなわち「1坪」です。


基本的に日本の建築物はすべてこの尺貫法に基づいて間取りされています。
(よく6畳間とか、4畳半とかいいますよね。)


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【CM】感動アニメCMまとめ 「地図に残る仕事」   大成建設


実はステージの世界も、伝統的にこの尺貫法を使っています。
いちいち「間」と書くのがめんどくさいので「K」と表記しているだけです。


「P」というのは「パーソン」。つまり「人」です。
さらに僕はこのPに「パフォーマンス」という意味合いも込めて使っています。

だから「1P/1K」というのは
「1人/1間」という意味であり、
「1パフォーマンス/1間」という意味になります。

もうお分かりですよね。
1人のアイドルがステージでパフォーマンスするためには、1間の広さ(幅)が必要だという法則です。


インディーズアイドルが主催LIVEに使用するLIVEハウスのキャパは、集客力も考慮すると平均的に100人前後が妥当。
(これより小さい規模のLIVEハウスは、経営常識から言ってむしろ存在しないでしょう)
この規模だと、ステージの大きさは、一般的に間口3K×奥行2K程度。
よく運動会でグラウンドに立っているテントの大きさと一緒です。

「そんなに小さいんだ!?」って思いません?
(※実際はもう少しだけ間口があるのが一般的ですが、ステージの両サイドにはたいていスピーカーが設置されていますから、実際のアクティングエリアはこんなものです)

1P/1Kの法則に照らすと、間口3Kのステージでまともにパフォーマンスするなら、その適正人数はなんとたった「3人」ということになります。

もちろんツライチ(=横並び一線)だけでなく、奥行(前後)にも配置して間を埋めることができますから(奥行=2Kなら、法則にしたがえば2列は作れる)、前列の3人の間に互い違いに配置すればあと2人は追加でき、

最大適正人数は「5人」ということになります。

それ以上増えると、狭いがために振付も小さくなり、最高のパフォーマンスが発揮できないばかりか、お互いが接触して危険な状態となりかねません。
見た目も、なんだかゴチャゴチャして、
ステージ上の「フォーカスポイント」が作れませんね(また新しい用語が出てきましたww いずれ解説しますね)。

 

最初にメンバーを選抜する意味はここにあります。
たいていのアイドルグループは、そもそも人数が多すぎるのです。

 

ちなみに1,000人以上入れる大型ホールになると、ステージの間口は8Kクラスになります(奥行は6Kあれば理想)。
これくらいの規模になると、同時にステージに立てるのは30人近くになります。

つまり、選抜人数は「どこでパフォーマンスするか」が大いに関わってくる、
ということです。


■再び主題~潰し合いか高め合いか?「鉄メンタル」は諸刃の剣

「メンタル」っていうと、途端に"精神論"みたいな感じに受け止めてしまって、嫌悪しちゃう人もいるかもしれません。

でも、念のために言っておきますが「鉄メンタル」という概念は、決して「気合いだ~!」とか「根性見せろ~!」とかいう類のものではないんです。

どちらかというと「気持ちの持ちよう」というか、「取り組みのありよう」を指す考え方です。


前回のエントリーで一例を挙げました。

新入メンバーが大抜擢されたとき、それを快く思わない先輩メンバーに否定的な扱いを受けても"乗り越えられるか"!?
「乗り越えられる」=「鉄メンタルの持ち主」ということです。

これは、言い方を変えれば、
自分の精神状態を常に「ポジティブ・シンキング」の状態にキープできるか!?
ということです。

 

もうひとつ別の例を挙げましょう。
今までの"惰性"の活動とキッパリ決別し、ちゃんと売れたい、グループの稼ぎを大きくしたい、という思いを持って、あなたのグループは新しいメンバーを選抜しました。
場合によっては、今までグループを引っ張ってきてくれた、先輩メンバーが選抜から落ち、一波乱あったかもしれません。
そんな犠牲を乗り越えてせっかく臨んだ新体制初のLIVE。

上手くいきませんでした。
思ったほど盛り上がりませんでした。
古参のファンからも、なんで〇〇ちゃんは出てこないの?と言われました。
ファンのツイッターにも、あれこれ"運営の新しい方針"に疑問をぶつける呟きが投稿される事態となりました。

そんなとき。
新しい体制を信じて、引き続きやっていくことができるか!?
目の前の残酷な結果をちゃんと受け止め、その先の未来を信じてさらなる修練に励むことができるか!?

これが「鉄メンタル」の本質です。


★いつもポジティブなメンタルこそアイドルだよね!「アイドル事変」★


TVアニメ『アイドル事変』PV


これは、いうまでもありませんが「自分との闘い」です。
決して、他人を攻撃するメンタリティのことではありません。

自分はこんなに一生懸命やっているのに、あの子は何で結果を出さないの?とか、こんなに努力してんだから、もっと人気が出てほしいのに、なんで変化がないの?〇〇のせいじゃないの?とか。

自分に厳しい人(「鉄メンタル」の持ち主には多い性向です)は、とかく他人にも厳しくなるものです。
だから、鉄メンタルの持ち主だけで構成された選抜メンバーは、結果が出ないとすぐに周りを攻撃しがちになります。
つまり、潰し合いです。

だから、鉄メンタルなメンバーを、選抜するだけじゃダメなんです。
むしろ、ここからがポイントです。


■形式的な"色分け担当"には1ミリも意味はない

皆さんは、イギリスのSASという特殊部隊のことをご存知ですか?
(おっと、いきなりミリネタですいません)

このSASは、有名なアメリカの特殊部隊グリーンベレーをはじめとする、世界中の特殊部隊の模範となった、世界で初めて結成された戦闘チームです。

その任務は、少人数で敵地の奥深くまで潜入し、さまざまな破壊工作などで敵を攪乱したり、人質を救出したり、ターゲットを暗殺したりする、極めて特殊なものです。
当然、普通の部隊よりも危険が格段に高く、イギリス軍の中でもトップの最精鋭が厳しい訓練を経てふるいにかけられ、ようやくSAS隊員になれる、という代物です。
高い能力と強い精神力を持つ、トップクラスの兵士だけがSASに志願しているにも関わらず、その合格率はコンマ数パーセントという、とんでもない連中です。
(この辺のことは、実在のSAS隊員がその体験した戦場のことを克明に記したノンフィクション小説『ブラヴォー・ツー・ゼロ』に詳しく書かれています)

★戦争ノンフィクション小説の最高傑作「ブラヴォー・ツー・ゼロ」★

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さて、そんなSASですが、チームの中で、隊員は各々個別の役割を担っています。
(どこの国の特殊部隊も基本はそうです)
具体的には、
▽隊長(チームリーダー)
▽ライフルマン
▽狙撃担当
▽爆発物担当
▽格闘戦担当
▽医療担当
▽通信担当
などです。
同じ役割が被っている隊員は一人として存在しません。

戦闘時には、それぞれのエキスパートが自分の能力を最大限発揮して戦いますが、平時においては、それぞれの担当が他の隊員に自分の専門分野を教え合うというインストラクターの役割も果たします。

 

つまり、何がいいたいかというと、チームを上手く回していくには
「メンバーがそれぞれの専門を持ち、そのスペックを最大限発揮することが最善」
ということです。

 

はい、ようやく僕の意図を理解してくれましたね。

アイドルも同じだ、ということです。
(ミリタリーファッションのアイドルちゃんとか、萌えますよね~!…って違う!)


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選び抜かれた「鉄メンタル」メンバー(=この時点で彼女たちはアイドル界のSASですよ)。
それぞれのメンバーには、一人として被らない、その子だけの役割をちゃんと与える必要があるのです!

人は、自分と同じ立場の人間が自分より勝っていたり、劣っていたりすると、自分自身と比較しがちで、嫉妬したり、腹を立てたりするものです。

でも、自分とは違う毛色の人に対しては、素直にその能力に感嘆し、リスペクトするでしょう!?
そしてむしろ、いざとなったらその人の能力にすがったり、助けてもらいたい、と思うのではありませんか?

鉄メンタルのメンバーたちをうまくチームとしてまとめるには、こういう仕組みが必要なのです。
そうすれば、お互いを高め合うことが可能となってくる。

そしてさらに大切なのは、その役割分担が、
決して
"形式的なものになってはならない"ということです。

よくアイドルにありがちな「色分け」。
「赤色担当の〇〇で~っす!」「青色担当の△△で~っす!」
て奴です。
あんなの、クッソ意味ありませんから。

日本で初めての「色分けヒーロー」といえば、かの有名な『ゴレンジャー』ですね。戦隊モノの元祖です。


アカレンジャーアオレンジャーミドレンジャーキレンジャーモモレンジャー
アカは熱血漢でカッコ良くて、
キレンジャーはいつもカレーを食べてるちょっと太めの三枚目キャラで。

 

その後、セーラームーンが初めて女の子向けの戦隊ヒロインとして登場。プリキュアシリーズに繋がっていく。


プリキュアのイベントには"おっきなお友だち"がたくさん来ますねww★


【公式】スマイルプリキュア! 第1話「誕生! 笑顔まんてんキュアハッピー!!」

 

アイドルが色分けで個性をアピールするのは、そうした色分け戦隊ヒロインというサブカルチャーの影響なんです。

でもよく思い出してほしいのは、セーラームーンにしてもプリキュアにしても、彼女たちはただ単に色(や名前)だけで個性を表現していたのではない、ということです。
必ず彼女たちの「必殺技」は、それぞれが違っていたし、髪形や性格も全部異なっていた。
つまり「キャラ被りがなかった」のです。

それにひきかえ、今色分け担当しているアイドルの子たち、
「色以外に何かキャラの違いがありますか?」

つまり、形式的に色分けしたって、実質・本質のキャラ分けができていなければまったく、1ミリも意味はない、ということです。

 

その点、ももクロの色分けは実に見事にその個性を際立たせていますね。


詳しく解説する紙幅はありませんが、赤担当の夏菜子ちゃんはそのキャラがいかにも赤だし、紫のれにちゃんもちゃんと紫のキャラだ。

僕がメンバー選抜する際も、当然そうした「キャラ被り」に十分注意して行います。


…ああ、今回も結論まで辿り着けませんでした。

次のエントリーでなんとかまとめます。

(次回、最終その3へ続く)